前回のブログでご報告したとおり、わが社に DJI NEO がやってきました。そして、その操縦の特命を受けたのが段村です。
FPVドローンは、通常のコントローラーとは違い、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル)を装着して一人称視点で操縦するのが特徴。
つまり、目の前に広がるのはドローンのカメラ越しの景色。左右に顔を振れば風景も一緒に動くので、現実世界との距離感がちょっと狂います。
とはいえ、まずは慣れることが第一!
社内で安全なスペースを確保し、デスク周りをぐ〜るぐる。
慎重に、慎重に、空中散歩スタートです。

社内フライトの壁──「風」「音」、そして「衝突」
最初はただ浮かせてみるだけでもドキドキします。
モーターの音が響き、プロペラからはそれなりの風が発生。
書類がめくれたり、置いてある名刺がふわっと飛んだり、まさに“小さな台風”。
プロペラガードがあるから大丈夫!…とは思いたいですが、
万が一、人やPC、モニターなどにぶつかったらと思うとやっぱり不安。
段村も「おおっと」と思わず声を出しながら、ミスしないよう真剣な表情。
その後、少し慣れてくると中二階のミーティングルームとの間の窓を開け、そこも含めて社内を一周するチャレンジに挑戦。
機体の挙動を見ながら「ぐ〜るぐる」空中散歩の範囲を広げていきます。
ただ、やっぱり社内では気を遣いすぎて思い切り練習できません。
ということで、ついに“本格練習”の場へ移動することに。

ドローン専用屋内練習場で、いざ発進!
会社から車で15分ほど。
ドローン専用の屋内練習施設があるとの情報を聞きつけ、段村の練習に同行してみました。
到着してみると、2階建てほどの高さがある広い倉庫。
天井も高く、柱や壁などの障害物も少なく、練習にはまさに理想の環境です。
施設にはゲートやリングなどの備品があり、それらを組み合わせてちょっとしたレース会場のような雰囲気に仕上げ、いざ練習開始!

まずは段村がウォーミングアップ。
社内での“ぐ〜るぐる”に比べ、動きがかなりスムーズになっているように見えます。
後で聞くと、最近はドローンシミュレーターで自主練をしているとのこと。なるほど。
入社5年目を迎える段村。「操縦も仕事のうち」と言わんばかりに、真剣に取り組むその姿は頼もしく見えました。
次なる挑戦者は…千々波!
続いてコントローラーを手にしたのは 千々波(ちぢわ)。
実は彼女、通常のドローンはおろかFPV操作はほぼ未経験。
「さすがに難しいかな?」と思いきや、ゴーグル越しの感覚にもしっかり順応しており、旋回や緩やかな上昇など、基本操作は上手にできてるようにみえます。段村と同じく何度か社内での飛行練習に挑戦していたようですが、センスがあるのでは?もしかしたら今後化けるタイプかもしれませんね。楽しみです!


そして私も飛ばしてみたのですが…
最後に、ほんの少しだけ私も操縦に挑戦。結果は……そっとしておいてください。
感覚としては、まるで水中を泳ぐような、空間感覚のズレがつきまとう印象です。
コントローラーを動かす手と頭が逆をやってる感じ、ゴーグルの映像に引き込まれてしまい、自分がどこを向いているがわからなくなりました。
でも正直、すごく楽しいかも!自由自在に空を飛ぶ感覚、これはハマる人が多いのも納得です。
というわけで、シミュレーターでの練習に加え、機会があれば同行して、風を切るようなスマートなフライトを目指して頑張りたいです。
でも、まずは安全・安心な環境から
ドローンの練習は、なによりも安全第一が大切。
社内での飛行には限界がありますが、設備の整った練習場を活用すれば、ぐっと学びやすくなります。
●プロペラの風圧には注意(軽い紙が飛び、ホコリが舞うことも)
●音の大きさも想定以上(周囲への配慮が必要)
●ゴーグル使用時の感覚のズレに慣れるまでは慎重に
段村のFPVドローン道はまだ始まったばかり。
今後の活躍に、ぜひご期待ください!
林 みさ
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