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教則でお勉強 その15「安全な運航のために」

ドローンの素人「ハヤシ」は
これって何よ?って思ってることを
少しずつクリアにしていきたいと
常々思っています。

「無人航空機の飛行の安全に関する教則」、
無人航空機の操縦者及び運行体制の
締め部分です。
苦手なアルファベット三文字がたくさん…


出典:国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/common/001602108.pdf)

 

さあ、勉強!勉強!

 

操縦者のパフォーマンス低下

操縦者は疲労を感じても飛行を継続していまう傾向にあるため、適切な飛行時間の管理が必要です。操縦者が高いストレスを抱えている状態は、安全な飛行を妨げる要因となるため、操縦者との適切なコミュニケーションを取り、運航の計画に組み込むなど、ストレス軽減を図る必要があります。
運航の計画とは、飛行計画の作成、運航体制の構築、飛行前の準備、飛行中及び飛行後の対応等の一連の運航全般に係る計画のことです。

 

アルコールまたは薬物に関する規定

前夜に飲酒した場合でも、翌日の操縦時までにアルコールの影響を受けている可能性があるため、アルコール検知器を活用してチェックする必要があります。

 

 

CRM( Crew Resource Management )

事故等の防止のためには、操縦技量(テクニカルスキル)の向上が有効な対策です。しかし、これだけでは人間の特性や能力の限界(ヒューマンファクター)の観点からヒューマンエラーを完全になくすことはできません。これに対処するためには、すべての利用可能な人的リソース、ハードウェア及び情報を活用したCRM(Crew Resource Management)というマネジメント手法が効果的です。
CRMを実現するために、TEM(Threat and Error Management)という手法が取り入れられています。スレット(Threat)は、エラー(Error)を誘発する要因であり、操縦者だけではスレットやエラーの発生状況を把握することが困難な場合があり、このような時に適切な対処がとれず事故等につながるおそれがあります。このため、補助者や関係者との相互監視・確認、機体や送信機の警報、飛行空域周辺状況に関する最新情報の入手など、すべての利用可能なリソースを活用し、エラーにつながりかねないスレット(気象の変化、疲労、機材不具合など)の発生状況を早期に把握・管理し、万一エラーが発生しても事故等に至らないように適切に対処しようとする手法です。
CRMを効果的に機能させるための能力は、状況認識、意思決定、ワークロード管理、チームの体制構築、コミュニケーションといったノンテクニカルスキルです。

 

安全な運航のための補助者の必要性、役割及び配置

無人航空機を飛行させる操縦者は機体の動きや操縦に集中する必要があり、離発着エリアを含めた飛行経路の管理を操縦と同時に行うことが困難です。そのため、飛行準備や飛行経路の安全管理、第三者の立ち入り管理などは補助者が行う必要があります。補助者は、離発着場所や飛行経路周辺の地上や空域の安全確認を行うほか、飛行前の事前確認で明らかになった障害物等の対処について手順に従い作業を行います。
操縦者とのコミュニケーションはあらかじめ決められた手段で行い、危険予知の警告や緊急着陸地点への誘導、着陸後の機体回収や安全点検も行います。
無人航空機の飛行経路や範囲に応じ補助者の数や配置、各人の担当範囲や役割、異常運航時の対応方法も決めておく必要があります。

 

【今回の学び】
ドローンの事故原因は
機体のスペックや通信環境よりも
技術的エラーや
コミュニケーションミスによるエラーなどの

ヒューマンエラーが多くを占める。
飛行させるために必要な補助者との
コミュニケーションはとっても大事!

 

素人ハヤシは、このように
少しずつですが、頑張っております。
ではまた!次回の学び報告で。

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